So-net無料ブログ作成
検索選択

ラリーモンゴリア CP

P8130138.JPG 

今回のラリーではCP(チェックポイント)を担当した。

ラリーではスタートからただゴールを目指せばよいというわけではなく、CPをちゃんと通過したという証左がないと完走とはならない。

その日のコースレイアウトによっては、CPを通過しないと大幅なショートカットが可能になることもある。

また安全な運営という面からも、いつどのエントラントがCPを通過したかという情報が、何かトラブルが発生した際には非常に重要な情報となる。

 

ラリースケジュールを一日前倒しして翌日のCP予定地にある村に深夜に到着し仮眠。

 

仮眠をとった宿。

P8130132.JPG

屋外ではあるが、トイレ完備!

P8130131.JPG

3メートルくらいの穴が掘ってあり、そこに2枚の板が渡してあるだけなので、夜は少し怖い。

地図にはちゃんと記載がある村なのだが、規模はこんなもんだ。

P8130127.JPG

 

朝食後さっそく村の入り口にCPの設営。

P8130139.JPG

村のはずれにはいろいろな方向からピスト(道)が集まっている。

余談だが先日オリンピックのフェンシングを観ていて、競技をする細長い演台もピストということを初めて知った。

 

レギュレーションに決められた位置にフラッグを立てたら、あとはエントラントの到着を待つのみ。

P8130150.JPG

自身の経験から一番車が平均速度はどんなに速くても時速100キロを超えない。

だいたい時速70~90キロくらいのことが多い。

だからCPの場所がスタート地点から280キロの地点だとすれば、一号車が到着するのは3~4時間後という計算になる。

 

設営が完了し、到着時刻の皮算用がすんだら、あとはひたすら待つ。

P8130149.JPG

コット(組み立て式簡易ベッド)の上で読書。

蒼き狼の大地、風、流れる雲、地平線、そして江戸情緒てんこ盛りの鬼平犯科帳を21世紀的文明の利器、電子書籍で読む至福のひととき。

P8130157.JPG

 

今回電子書籍にダウンロードして持っていったのは、鬼平犯科帳と北方謙三の水滸伝。

鬼平犯科帳はともかく、北方水滸伝を読むにあたってはうれしい誤算があった。

物語の舞台は10世紀前後の北宋で、当然のように多くの戦闘シーンが描かれる。

ところが戦闘が行われる場所があまりにも大陸的すぎて、大陸とは対極にある島国日本に暮らす俺様にとっては想像力がうまく働かない。

普段だとオープン・エリアに行く時に桶狭間を通ったり、イワサキ・モータースに行った際に長久手の古戦場を観るくらい。

 

それがモンゴルにいると、たとえば

「2キロ先の丘から2000騎の騎馬がいきなり現れた」

とか

「敵に気づかれないように手前の窪地に500の歩兵を埋伏させた」

なんて記述がものすごくリアルに想像できるのだ。

物語の舞台では現在のモンゴル東南部も含まれるので、まさにうってつけだ。

 

最終ビパークのエルデネサントの町。 

P8180397.JPG

遠くに見える岩山がだいたい2~3キロ。

あのむこうに敵の騎馬数千がかくれていても気が付きにくそうじゃん。

 

目を凝らして地平線を見つめひたすら待つ。

P8130158.JPG

少しは視力が良くなるのではないかというくらい、地平線を見つめる。

P8130160.JPG

 

続々とエントラントがやって来る。

初参加のリイチ選手。

P8130191.JPG

どこでのたうちまわってきたのか泥まみれ。

自慢のアルミ製ビッグタンク。

P8130188.JPG

どうやって給油するのかね。

ナビゲーション周りはご覧のありさま。

P8130189.JPG

マップのアクリルは拭ってあるけど、GPSはこれでオペレーション出来るのかいな。

 

先頭集団から真ん中くらいまではある程度コンスタントに通過するが、その後はまばらになる。

日も暮れる。

P8130193.JPG

 

ここからが長い待ち時間との戦い。

2時間に一台だったり、3時間に一台だったり。

最終のエントラントが通過したのは、翌朝9時。

CPのフラッグを立ててから12時間後のことだった。

 

 

 

 

 

 

 


nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 4

たちごけ

あー。

胸の奥がムズムズする……
by たちごけ (2012-09-07 07:50) 

塾長

>たちごけ
だろ。
専門用語で「虫が騒ぐ」ってやつだな。
by 塾長 (2012-09-07 10:18) 

リーチ

お世話になりました.
撮影有り難うございます.
地獄の右迂回の後,GPS走行で40数kmひた走りオンコースに復帰できたのがCP手前2kmでした.
by リーチ (2012-09-07 16:33) 

塾長

>リーチ
お疲れ様でした!
疑心暗鬼でGPS走行してCPフラッグがあった時の安堵感つたらないよね。
機会があればまた行きましょ!
by 塾長 (2012-09-10 12:24) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。